『100%植物由来』の罠…
こんにちは。
新橋&新宿御苑のフェイシャルリンパケアサロン
Salon de lien の鬼木順子です。
こちらをご覧ください。
とある洗たく石鹸です。赤ちゃん用ですね。
こちらを使ってわかりやすく化粧品の成分のからくりをお話ししましょう。
『100%植物由来』と書いてあります。
お肌に優しそうですね。
全て100%植物由来でできている洗たく石鹸なんてすごい!と思われましたか?
でも…よく見てください!ここ!
『100%植物由来の洗浄成分』
洗浄成分が100%植物由来なんです。
そして、こちら。
『無添加』と書いてあります。
無添加とは『加えられいない』こと。
加えられていないものは、3成分「漂白剤・蛍光剤・りん」だけが入っていないということです。
天然セラミド配合。いいですね!
ではどれくらい配合されているか、ほかの成分と合わせてみていきましょう。
こちら、この製品の成分です。
成分表は、配合量の多い順に書かれます。
保湿剤(ミルクセラミド)・・・一番下ですね。
まぁほんの1,2滴でしょう、入っているのは。
そして、ほかの成分を見ます。
石油系の合成成分がほとんどです。
つまり実際は化学物質まみれということ。
それが、いかにも「天然成分100%の優しい柔軟剤」に見えてしまうから怖いですね。
みなさんには、しっかりと『選び抜く目』を持ってほしいです!
今日ご紹介したものは、ほんの一例です。
化粧品やシャンプーにも、同じ方法で、錯覚を起こす恐れのある表現がたくさんあります。
また面白いものが見つかったらコラムでご紹介しますね。