石油系化粧品が作る肌トラブルのメカニズム

こんにちは。
新橋&新宿御苑のフェイシャルリンパケアサロン
Salon de lien の鬼木順子です。



毎回、自粛、自粛・・・
おうち時間、おうち時間・・・
という言葉ばかり使っていますが・・・

今日も、ちょっとしたおうち時間で、
私が普段から話している

石油系化粧品

のお勉強をしてみませんか?

『知る』と『知らない』では大違い。

この知識を持って、化粧品を選んでもらえたら嬉しいです。


みなさんは、ご存知ですか?

《美肌のための4原則》



これだけを守れば、健康な美肌が手に入ります。

その中の一番大きな美肌への近道。
それが

【石油系化粧品をつかわない】


です。


今日は、石油由来成分の化粧品によるシミ・シワ・にきびなどの肌トラブルのメカニズムについてお話したいと思います。

化粧品の原料に使われる石油由来成分は、人間の皮脂、つまり動物油に比べ、下記のような違いがあります。

①  沸点が高く融点が低い
②  紫外線を強く呼び込む
③  人体に親和性が無い
④  通気性が無く、酸化しにくい

このような特徴があります。


それにプラスして、

「さらっと伸びる!」

「手触りが滑らか!」

などの、化粧品にはもってこいの使い心地を実現するために使われる主成分のひとつとして
【石油系界面活性剤】
が多用されているのが現状です。

スキンケア用品や、メイク用品として、お肌の上に24時間乗り続ける化粧品


石油系化粧品は、界面活性剤の強制浸透力
により、肌のバリア機能を壊し、肌の内部に親和性のない石油成分を染み込ませます。

親和性のない石油成分がお肌に侵入してくると?

肌は異物=敵が侵入してきた!と考えます。

敵が侵入してきた!と捉えたお肌は、メラニン色素を放出して、侵入を防ごうとするのです。
その時に放出されたメラニン色素は、役目を終えると本来ならば肌の外に捨てられます。

しかし、石油由来成分が乗っかったままのお肌は、肌表面が通気性のない石油膜でふさがれていて、メラニン色素を捨てることができないのです。

お肌がラップで覆われている感じをイメージしていただければわかりやすいかと思います!(笑)

なので、そのまま表皮の内部に留まり、【シミ】になってしまうのです。

また、人間の皮脂より油分として強い石油を毎日肌に塗布していると、脳は常に強い油が肌表面を覆っていると判断して、自分で油(皮脂)を出さなくなってしまいます。

お仕事放棄ですね。私が仕事しなくても大丈夫…とさぼってしまうのです!

これを廃用性委縮と言います。

そのため肌表面には本来の保護膜がなくなり、石油膜が残り、その石油成分が強く紫外線を呼び込みます。

紫外線は、肌の水分、油分を奪います。異常に乾燥した肌となり、深く染み込んだ石油成分やUV-A*は、弾力繊維にダメージを与え、【シワ】を作り出します。

私たちの身体は、18歳ころに大人の身体へと成長します。このころから本格的な化粧品の使用が始まります。

メイクに興味が湧き、香水やシャンプーなど、香りを纏うことにもこだわりだします。


毎日使う化粧水やファンデーション、メイクアップ製品、シャンプーなどの石油成分は界面活性剤の強制浸透力によって、毛穴の中に入り込みます。毛穴の中に侵入した石油成分は異物と判断され、ニキビと同じようにコメドを作り、膿に固めて炎症を起こします。

これが大人になってからの【ニキビ】になります。


石油系化粧品は、シミ、シワ、ニキビにかかわらず、すべての肌トラブルを作り出す要因です。

まずは全身にわたり、毎日使い続けている石油系化粧品をやめることが、最も重要だということがおわかりいただけたら嬉しいです!


*UV-A…別名生活紫外線。地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占める。しわやたるみの原因になりやすい。

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