お顔のたるみ、むくみ気になりませんか?

こんにちは。
新橋&新宿御苑のフェイシャルリンパケアサロン
Salon de lien の鬼木順子です。

美容や健康の話題の中で、よくリンパという言葉を耳にすると思います。
でも、そもそもリンパってなんだろう?と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今よりもっと美しく健康な生活を送ってもらえるよう、リンパの働きや、身体との関わりなどをお伝えしていこうと思います。

リンパとは

リンパ管・リンパ液・リンパ節で成り立っているものをリンパあるいは、リンパ系と呼びます。

リンパ管は、身体全体に網の目のように張りめぐらされており、リンパ液は、血液の成分から赤血球を除いたもので、血液とほぼ同等のものとみなされています。

また、リンパ節は、リンパ管の中継点として身体の各所にあり、リンパの流れが悪くなった時に、そのポイントを押して、流れを良くしたら身体の調子が良くなる非常に大切な部分です。

大きなリンパ節は
・耳の周辺 ・顎の下 ・鎖骨周り ・脇の付け根 ・膝の裏
などにあります。

細胞からの老廃物の排泄機能やウィルスなどへの免疫機能を有するリンパの流れが滞ると、リンパ節に老廃物や毒素が蓄積され、体調を崩します。

リンパの定義

① リンパ
リンパは体液循環の仕組みの一部で、皮膚と内臓から老廃物を心臓近くの静脈に運ぶ仕組みです。


② リンパ管
皮膚と内臓に分布しています。皮膚と内臓の老廃物やその他の余分なものを回収し、心臓近くの静脈まで運ぶ通路のことです。


③ リンパ液
リンパ管の中を通る液体で、血液成分とほぼ同じ組成です。ただ赤血球がなく白血球がやや多くなっています。血管から溢れた血液成分や皮膚、内臓からリンパ管に混入した体液がリンパ液になります。


④ リンパ節
リンパの中継基地の役割を果たし免疫機能(解毒作用)があります。有害物質をくい止める関所のような場所です。体内に600箇所以上あります。
血液は心臓のポンプ機能により、絶えず循環していますが、リンパ液自体は自分で流れることができません。筋肉の動きなどによって、とてもゆっくり流れます。

① 筋肉運動      骨格筋ポンプ
② 呼吸内      臓筋ポンプ
③ 呼吸横      隔膜ポンプ
④ 外部からの刺激   リンパケア



リンパ管は、皮膚組織に分布しているため、皮膚組織に刺激を与えることによりリンパの循環を促すことができます。

リンパってなんのためにあるの?

リンパには、大きくわけて、2つの役割があります。

1つは体内の老廃物や疲労物質を取り除く役割です。
老廃物は通常、静脈を通って心臓に戻りますが、入りきらなかったものがリンパ管に入り、リンパ液となって心臓へと送られていきます。

2つ目は、体内に侵入した細菌やウイルスを退治し感染症を防ぐ役割です。
体内に侵入した細菌やウィルスはリンパ液により回収されリンパ管を通ります。
そして、フィルターの役目であるリンパ節によって細菌やウィルスはせき止められ、全身に回らないようにここで退治されます。

喉のリンパ腺が腫れ、高熱が出たりしますよね。
それはリンパ腺でリンパ液がウィルスと戦ってくれている証拠なのです。

リンパが滞ると、どうなるの?

1.むくむ

立ちっぱなし、座りっぱなしなど、同じ姿勢で長時間いると、足がパンパンにむくみますよね。
飛行機で靴を脱ぐと、着陸の頃には、足の大きさが変わっていて、靴が履けない!なんて経験もありませんか?

リンパには細胞内で不要になった水分を循環させる役割があるので、長時間動かないでいるとこの流れが詰まってしまいます。
そして水分が身体の中に溜まり、むくんでしまうのです。

定期的にマッサージやストレッチを行い、身体の筋肉を意識して動かすようにすることでリンパの流れを促し、むくみの症状を改善する効果が期待できます。

2.肩こり

肩こりは肩周辺の筋肉の緊張と血行不良が主な原因といわれています。
パソコンに向かうデスクワークや車の運転など長時間同じ態勢を続けていると肩がこりますよね。
筋肉の緊張状態が続き、血流が悪くなった時、疲労物質である「乳酸」が溜まり始めます。

リンパは筋肉の動きによって流れ、疲労物質を集め、運び出していきます。
つまり、筋肉が緊張してしまうとリンパの流れが悪くなり、乳酸を回収することも出来ず疲労物質が蓄積され続けてしまうのです。
これは肩こりが慢性化してしまう原因にもつながってしまいます。

マッサージやストレッチなどで筋肉をほぐすと一時的に症状が改善されたように感じますが、肩の筋肉は全身の筋肉ともつながっているため、身体全体のバランスを考えて姿勢や生活習慣などを改善することが大切です。

3.肌トラブル

顔にもたくさんの筋肉があり、リンパが流れています。
顔や顔周りのリンパの流れが滞ると、乾燥、しわ、しみ、くすみ、吹き出物やニキビが出たりなど、さまざまな肌トラブルが現れます。

本来であればリンパがいらなくなった老廃物を回収し、運搬することで、体外に排出してくれますが、流れが滞ることにより、どんどん老廃物が溜まってしまいます。
溜まった老廃物が血管やリンパ管が圧迫し、血行不良やリンパの流れを滞らせ、肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

毎日のスキンケアの時に、溜まったリンパを流すようなマッサージを取り入れることで、少しずつお肌のリンパが流れ出し、肌トラブルの改善に大きな効果が期待されます。

顔のたるみ・ほうれい線
コラーゲンやエラスチンの減少、表情筋の衰えに加え、老廃物がたまってリンパの流れが滞るとむくんだ状態になり、たるみやすくなるのです。頬のたるみは、ほうれい線を目立たせてしまいます。

*シミ・ソバカス
老廃物によってリンパの流れが滞ると、新陳代謝も悪くなり、シミ・ソバカスを押し上げる力も弱くなります。

*くすみ
リンパが滞ると代謝も悪くなり、血行のよくない茶色っぽいお肌になってしまいます。

4.肥満体質に

リンパ液の流れが滞ることにより体内に溜まった老廃物が体内の脂肪と合体すると「セルライト」になります。皮膚の表面を掴んだ時に、表面に凸凹したものがあればそれがセルライトです。

このセルライトは普通の脂肪よりも分解しにくいため、簡単には無くすことはできません。さらに、セルライトは脂肪細胞と合体し肥大化していくため、リンパや血液の流れを阻害し滞らせるとう悪循環となってしまいます。

セルライトの解消方法としては、食事制限や運動といった一般的なダイエットだけでなく、血行を促進させるように揉みほぐし、溜まった老廃物を流れやすくするのが効果的とされています。

なぜリンパは滞るの?

やっぱり!運動不足

リンパ液は自分自身では流れることが出来ません。
リンパ液はリンパ管を取り巻く筋肉が収縮する動きによって流れています。

運動不足によって筋肉の動きが少なくなると、リンパを流すために必要な筋肉の動きも悪くなり、流れが促されにくくなります。
適度な運動によって筋肉を動かすことは、リンパの流れを促進させるために効果的とされています。

ライフスタイルによってはなかなか運動に時間を割くことが難しい場合もありますが、簡単なストレッチやマッサージといった隙間時間にできるちょっとした心がけによって、リンパの流れを促す効果が期待できます。

自律神経を乱す ストレス

自律神経は、心臓の拍動や胃腸の働き、ホルモン分泌や体温調整など、人間が生命を維持するために欠かすことができない動きをコントロールする役割があります。

この自律神経は脳にある視床下部によって調整されていますが、ストレスは自律神経の働きに影響をあたえるといわれています。
つまり、心身にストレスを受けると自律神経の働きが低下し、リンパの流れを滞らせてしまいます。

現代はストレス社会と呼ばれることがあるように、日々の生活でストレスが徐々に蓄積されがちです。
ゆっくりお風呂に浸かったり、深呼吸をするなど、ストレスを緩和させながら規則正しい生活を心がけることが大切です。

冷え性

特に女性に多い冷え性。冷え性は手と足の先端が慢性的に冷えているような感覚がある状態のことです。
この冷え性とリンパの滞り深く関係があります。
簡単にいうと、冷え性になるとリンパの流れが滞り、リンパの流れが滞ると冷え性になるという悪循環に陥ってしまいます。

冷え性は、体温調節機能がうまく働いていない状態とされています。
人間は体温が下がると血管が縮んで体温を維持しようとします。
しかし、血管が縮むと血流が悪くなり、冷え性の原因となってしまうのです。

この体温調整機能を活性化するために、リンパのスムーズな流れが必要になります。
ゆっくりとお風呂に浸かって体の芯までしっかりと温め血行を促進させたり、マッサージでリンパの流れを促すことによって、リンパの詰まりや冷え性改善に効果が期待できます。

水分不足

私達の身体の6割は水分で出来ていると言われています。
リンパには老廃物や水分を運ぶ役割がありますが、水分が不足するとリンパ液の流れが悪くなります。
すると、水分代謝が悪くなり、老廃物が身体の中に溜まりがちになってしまいます。

同時に、水分不足は血液をドロドロにしてしまう原因にもなるため、適度な水分補給は血液の循環を良くするためにも大切です。朝起きた後や、昼食時、入浴前といったタイミングで適度な水分補給を心がけましょう。

ちょっと習慣を変えるだけでリンパの滞りを解消するだけでなく、血液もサラサラに循環しやすくする効果が期待できます。

フェイシャルリンパケアとは?

今までお話してきたことでもうおわかりと思いますが、とにもかくにも滞りがちなリンパを、流してあげることがリンパケアの目的です。
日常生活の様々な要因により、自分では上手く流れられないリンパを、外的刺激を与えることにより、流していきます。

「リアン」での、フェイシャルリンパケアは、デコルテ、首周りからお顔全体に流れているリンパを流すように、一人一人に合った圧力を調整しながら、マッサージを施していきます。

お顔にマッサージをするのですが、ただマッサージをしてしまうと、摩擦が起こり、肌に負担がかかってしまいます。指や手が、スムーズに、なめらかにお肌をマッサージできるよう、オイルを使用します。

ただ、摩擦を防ぐためのオイルではありません。100%植物由来成分のオイルを使用し、赤ちゃんのようなふっくらお肌に仕上げます。
オイルで、毛穴の詰まりがとれた跡に、パックやスキンケアを行うことにより、肌の深層部分まで、化粧水や美容液が届き、内側から健康なお肌が作られるようになります。

フェイシャルリンパケアの効果

フェイシャルリンパケアマッサージで、期待される効果は、色々あります。

・小顔・リフトアップ

むくみを解消することで、きゅっと引き締まったお顔に。
むくみがとれればもちろん小さな可愛いお顔に。引き締めることでリフトアップにも繋がります。

・ほうれい線を薄くする

引き締まる→リフトアップ→ほうれい線も目立たなくなる
という公式です!

・目の下のクマ・しわを薄くする

目の下はとても皮膚が薄く、皮膚の下の血管が透けたり、普段のメイクなどによる色素沈着なども原因です。
血流がよくなることで、肌の色が明るくなるので、クマも目立たなくなります。
お肌にハリをもたらすことで、シワも薄くなっていきます。

・血行がよくなる

これは言うまでもありません。マッサージにより、血流もよくなります!

・新陳代謝活性化

お肌の代謝が上がると、何がよいのでしょう?それは、しっかりとターンオーバーができるようになるのです!

通常1ヶ月周期でターンオーバーするお肌ですが、加齢と共に、その周期が長くなってしまいます。
ターンオーバーできなくなると、古い角質が溜まったり、新しいお肌が表面に上がってこれなくなったりし、シミやくすみの原因になります。
健康なお肌=しっかりターンオーバーできるお肌です!

フェイシャルリンパケアの頻度

リンパケアは、痛みの伴う強いケアではありません。
お肌に負担のかかるものではないので、毎日行っても大丈夫です!
むしろ、毎日ご自宅でのスキンケアに取り入れることで、更にお肌に変化が期待出来ます。

そのため、リアンでは、セルフケアレッスンも行っています。
習慣的に行うプラス5分のケアが、未来の貴方のお肌を大きく変えてくれることでしょう。

まとめ

リンパについて、フェイシャルリンパケアについて、少しでもおわかりいただけたでしょうか?
ご自身でも、運動や水分摂取など、少し意識を変えるだけで、リンパが上手く流れることができるのです。

お肌に関しては、定期的にリンパケアをすることにより、一層健康でキレイな素肌を手に入れられそうですよね。

サロンでリンパケアを受けられないときは、プラス5分!のセルフリンパケアを続けることにより、本当にお肌が変わってきます。



皆さんの「キレイになりたい!」という思いに、お肌がきちんと応えてくれます。
是非、皆さんのライフスタイルに、スキンケアにフェイシャルリンパケアを取り入れてみて下さい。
スムーズなリンパの流れは、美肌への第一歩です。

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